・芝生の雑草を楽に除去したい
・シバゲンの使い方を詳しく教えて
・シバゲンの効果はどれくらいあるの?
芝生の雑草対策に欠かせない芝生用除草剤。中でもシバゲンは効果、コストパフォーマンスの両面で1番オススメです。
シバゲンは芝生に生える雑草のほとんどを枯らしてくれるだけでなく、新たな雑草の抑制にもなります。手で草をむしる手間がなくなり、長期間にわたって綺麗な芝生を維持することが可能です。
シバゲンを4年以上使ってきた経験をもとに解説するよ!
ぜひ読んでいってください。
シバゲンは日本芝に使用できる芝生用除草剤
シバゲン(正式名称シバゲンDF)は石原バイオサイエンスが販売している芝生用の除草剤です。水に溶かして芝生に散布することで芝生に生える雑草のみを枯らしてくれる効果があります。
シバゲンの持続期間は長い
芝生と同じイネ科を含め多くの雑草を枯らし、長期間(40~120日程度)にわたって効果が持続することが大きな特徴。実際に使ってみた体感としては夏場は3ヶ月程度、秋からは4~5ヶ月程度持続しているように感じます。
シバゲンの有効期限は最長5年
乾燥末のため有効期間は長めで5年。メーカーも余裕を見て設定していますので、期限が切れても効果は持続すると思います。
保管も外に常設している物置などで大丈夫なので、管理が楽なのも助かるポイント。
シバゲンが持つ4つのメリット
芝生用の除草剤にはいくつか種類がありますが、シバゲンを圧倒的にオススメできる理由として4つのメリットを解説していきます。
①適用範囲が広く雑草を手抜きする必要がなくなる
②除草効果の持続期間が長い(年1、2回の散布で充分)
③一般的な除草剤と比べてコストパフォーマンスが高い
④日本芝に対して安全性が高く時期を選ばず使用可能
メリット①適用範囲が広く雑草を手抜きする必要がなくなる
雑草にも種類がたくさんありますが、シバゲンはほとんどの雑草に適用しているので雑草の種類を気にして選ぶ必要がありません。メーカーのサイトより確認した適用雑草の一覧は以下の通り。
科名 | イネ科 | カヤツリグサ科 | キク科 | マメ科 | タデ科 | トウダイクサ科 | セリ科 | ヒユ科 | ナデシコ科 | シソ科 | アブラナ科 | フウロソウ科 | カタバミ科 | トクサ科 | オオバコ科 | バラ科 | イグサ科 |
雑草名 | アキメヒシバ、エノコログサ、 オヒシバ、スズメノカタビラ、 スズメノテッポウ、 ヒメコバンソウ、メヒシバ | カヤツリグサ、コゴメガヤツリ、 タマガヤツリ、ハマスゲ、ヒメクグ | アメリカセンダングサ、アレチノギク、オオアレチノギク、 セイタカアワダチソウ、セイヨウタンポポ、 チチコグサ、ハキダメギク、ハハコグサ、ハルジオン、ヒメジョオン、 ヒメムカシヨモギ、ブタクサ | アカツメクサ、カラスノエンドウ、 シロツメクサ、コメツブツメクサ、 スズメノエンドウ、ムラサキウマゴヤシ、 コメツブウマゴヤシ、ヤハズソウ | イタドリ、イヌタデ、オオイヌタデ、 ギシギシ、サナエタデ、 ヒメスイバ、ミゾソバ | コニシキソウ | オオチドメ、 チドメクサ、ノチドメ | アオビユ、イヌビユ、 イノコヅチ | ウシハコベ、 オランダミミナグサ、 ツメクサ、ノミノフスマ、 ハコベ、ミミナグサ | ヒメオドリコソウ、 ホトケノザ | イヌガラシ、スカシタゴボウ、 タネツケバナ、ナズナ | ゲンノショウコ | カタバミ | スギナ | オオバコ | ミツバツチグリ | スズメノヤリ |
メリット②除草効果の持続期間が長い(年1、2回の散布で充分)
ホームセンターなどで手に入る他社の除草剤だと30〜60日ほどの持続期間ですが、シバゲンは40日から最長で120日効果が続きます。そのため年間に撒く回数も2回ほどで済み、散布にかかる手間が少ないことも大きなメリットです。
推奨の散布時期は3月と10月。3月頃、芝生が青くなると同時に春夏雑草も成長してきますのでその予防として撒きます。10月は秋冬雑草の抑制のために撒いておきます。
僕はついついサボって春の3月しか撒かなかったりしますが、それでも十分効果はありますよ!
メリット③一般的な除草剤と比べてコストパフォーマンスが高い
他の芝生用除草剤だと1個で1,500円〜3,000円程で、シバゲンは3300円程(20g)です。1個当たりの金額はシバゲンの方が高いのですが、シバゲンは何度も使用できるためコスパが良いです。
他の除草剤は基本的に1回限りなのに対し、シバゲンは20g入っている中から1回で数g使用するだけなので何回でも使用できます。
僕の家の庭(約80㎡)を例にすると、1回で2gだけ使用しているため10回も使用できます。1回当たりの散布にかかる金額は330円程なのでとてもお得です。
メリット④日本芝に対して安全性が高く時期を選ばず使用可能
シバゲンは日本芝全般(野芝、高麗芝、姫高麗芝、TM9など)に使用可能です。芝生への安全性が高いので撒いてはいけない時期などもありません。
好きな時期に散布できるのは大きな利点
西洋芝はバーミューダグラスとセンチピードグラスのみ適用可能ですが、特にセンチピードグラスは春先の萌芽期に散布すると薬害の恐れがあるので注意が必要。
実際にシバゲンを使用した結果(写真で解説)
我が家でシバゲンを実際に使ってみた結果を写真に撮りましたので、効果をその目でご確認ください。
散布日 | 5月頭
この時は雑草を長期間放置していたため庭が荒れ果てています。
散布後10日経過 | だいぶ効果が出てきた
散布後5日くらいから徐々に効果が出始め10日が経過すると写真のように分かりやすく枯れています。
散布後15日経過 | ほとんど全ての雑草が枯れた
メーカーのホームページによると雑草が枯れるまで春夏期で20〜30日はかかるとのことですが、15日経過時点でほぼ全て雑草が枯れました。
芝刈り機で枯れた雑草を回収しだいぶスッキリ。まだ残っている雑草も芝刈りを重ねるうちに全て無くなり綺麗な芝生になります。
シバゲンの使い方を徹底解説
シバゲンの使用方法を解説していきます。基本的には水に溶かして散布期で撒いていくだけですが、希釈量を間違えると芝生にダメージを与えてしまうので注意しましょう。
散布する時期はいつでもOK(ベストは3月と10月)
前述しましたがシバゲンは日本芝に対して安全性が高いのでいつ撒いても大丈夫。雨が降っている際は効果が薄れるので散布をやめましょう。
推奨の散布時期は3月(春夏雑草用)と10月(秋冬雑草用)。必ず撒く必要があるわけではないので、春先に1回撒いておくだけでも十分効果はあります。
散布に使用する道具
シバゲン散布の際は以下の道具が必要です。
・シバゲン
・計量スプーン(必要に応じてスケール)
・展着材
・噴霧器
・薬剤を水に溶かすための容器(我が家はペットボトルの底の部分を切り取って使用)
・割り箸
シバゲンを希釈する分量
シバゲンは粉末になっており、水に溶かす必要があります。
ここではシバゲンの希釈分量を解説します。メーカー説明文には”10aあたり20~40g”とあります。これを一般家庭の庭に置き換えると以下のような表になります。
庭の広さ | シバゲンの量 | 溶かす水の量 |
---|---|---|
10㎡ | 0.1〜0.2g | 1〜2ℓ |
30㎡ | 0.3〜0.6g | 3〜6ℓ |
50㎡ | 0.5〜1.0g | 5〜10ℓ |
80㎡ | 0.8〜1.6g | 8〜16ℓ |
100㎡ | 1〜3g | 10〜20ℓ |
我が家の場合、だいたい50㎡なので、シバゲンを1g程水に溶かしています。
ざっくりでOK!
シバゲンを散布するまでの手順
僕が実際にシバゲンを散布するときの手順を教えます。単純な4つの手順なのでぜひ覚えてください。
薬剤を容器内で水に溶かす
計量スプーンなどで必要な量をとって容器に入れます。容器に入れたら少量の水を入れ、割り箸で溶かしていきます。
噴霧器内に溶かした薬剤と展着材を入れる
展着材を入れることで除草効果が高くなります。製品によっても差がありますが、僕は噴霧器1回分に展着材の蓋1杯分を目安に入れています。
噴霧器に水を入れ蓋をする
勢いよく水を入れすぎると泡立ってしまい噴霧器からあふれてきてしまうため要注意。水が一杯になったら蓋をして準備完了です。
庭に散布する
しっかり庭全体に撒いたらシバゲンの散布終了。後は雑草が枯れるまで少なくとも15日は待機しましょう。
注意するべき2つのポイント
シバゲンには2つの注意点があるのでよく確認しておいてください。
・雨の日を避ける
・当日は犬や子供を芝生に近づけない
雨の日を避けること
水に濡れると散布した薬剤が流れてしまいシバゲンの効果が薄れてしまいます。雨の日は避けるようにしてください。
メーカーの説明文を見る限り散布後6時間後の雨であれば効果が薄れることがないようです。雨の日が続き、どうしても散布したい時は6時間程雨が降らないタイミングを狙いましょう。
当日は犬や子供を芝生に近づけないこと
適正使用であれば人、犬に影響を及ぼすことはありません。ですが、一般的に除草剤を巻いた当日は公園なども立ち入り禁止にしています。
個人の庭でも同じで、少なくともシバゲンを散布した当日は立ち入り禁止にしておくことをオススメします。
シバゲンはホームセンターではなくネット購入がオススメ
シバゲンの購入場所ですが、ホームセンターなどではあまり扱われていないようで一度もみたことがありません。
シバゲンを購入する際はネットショップで探しましょう。
芝刈り機や肥料など、芝生に使用するツールは芝生除草剤以外にもたくさんあります。次の記事でおすすめの道具をまとめて紹介していますのでぜひご覧ください。
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